> 5年
>  お米の、生まれた国は?


アジア稲と起源が異なるアフリカ稲「オリザ・グラベリマ」が3500年も前から栽培されてきました。
アフリカ稲がアジア地方に交配しながら広がったという説もありましたが最近になって、アジア稲とは別種のものであり、アフリカに栽培の起源をもつことが考えられています。
アフリカ稲は、アフリカ西部ニジェール川周辺でごくわずかに生産されているだけで、現在栽培されているほとんどの稲は、アジア稲です。

アジア稲は、中国の南西部、スリランカ東部、タイ北部、またはヒマラヤ山麓、アッサム、ビルマ北部あたりから広がったといわれています。
最も古いアジア稲の炭化種子は、インド西部ビハール州の紀元前2,300年の遺跡から発掘されており、これらから考えてアッサム地方では紀元前2,000年頃には米作りが行われていたされていましたが近年、中国黄河沿岸の旧跡から、さらに古い年代の種子が発掘されています。