ベトナムはメコン川やホン川のメコンデルタ地帯があり、かんがい整備率も約50
パーセントを超えておりお米の生産がとても盛んな地域です。タイやアメリカに次ぐ
米の輸出国です。30年前までは水中で茎が伸びて、稲の半分が水につかって、稲穂の
部分が水面から出ている「浮き稲」が多く栽培されていました。「浮き稲」は収穫量
が少ないので現在はほとんど栽培されていません。かんがい整備が行われたことで周
辺国と同様にいろんな品種を栽培しています。代表的な米は「バスマティー」「カリ
ジラ」などで、ベトナムの日本食レストラン用に「華の舞」という日本の品種も栽培
されています。